「解凍マグロ独特の水っぽさや生臭さが気になる」という悩みは多い。しかし、殿堂入りレシピを極めた料理人たちは、切って和える前に“あるひと手間”を惜しまない。それが、塩水でのサッと洗いに続く「水気徹底ふき取り」と「事前下味付け」だ。
3%ほどの濃度の塩水でマグロを軽く洗い、ペーパータオルで余分な水分を完璧に吸い取る。これだけで臭みは劇的に消え去る。さらに、タレと和える直前にごま油コーティングを施すことで、アボカドの水分がマグロに移るのを防ぎ、時間が経っても身が締まったままのプリプリとした食感をキープできる。スーパーのタイムセールで買ったリーズナブルな赤身が、料亭レベルの食材へと昇華する瞬間だ。