始まりは4chanに投稿された名もなき一枚の「不気味な部屋」の写真だった。見る者に言い知れぬ不安を抱かせる独特の美学は、インターネット上で「クリーピーパスタ」として瞬く間に拡散。人々はそこに独自の妄想や設定を付け加え、巨大なシェアード・ワールドを作り上げた。
本来なら一過性のミームとして消費し尽くされるはずだった物語。しかし、そこに登場した自主制作映像が流れを一変させる。どこまでも続く無機質な黄色い部屋、そして背後に忍び寄る「何か」。この映像世界が与えた衝撃は凄まじく、ハリウッドの映画業界までもが無視できないビッグIPへと押し上げたのだ。