人は手に入らないものほど価値があると思い込む傾向がある。心理学ではこれを「ロミオとジュリエット効果」と呼ぶが、障害があるからこそ燃え上がる恋愛感情は、往々にして脳の錯覚である場合が多い。脳内物質のドーパミンが過剰に分泌され、冷静な判断力を奪っている状態だ。
あなたが惹かれているのは、本当にその人自身なのだろうか。それとも、「家庭の愚痴を聞いてくれる優しい姿」や「手に入らないスリル」という記号なのだろうか。まずは自分の感情が、純粋な愛なのか、それとも現状への不満からくる逃避なのかを客観的に見極める必要がある。