歴代の相棒たちと同様に、米沢守もまた杉下右京にとって代えがたい理解者でした。右京の鋭敏すぎる推理力を誰よりも早く理解し、鑑識の立場から規約ギリギリのサポートを惜しみなく提供した米沢の存在は、初期から中期にかけての『相棒』の屋台骨でした。
右京が自ら頭を下げて鑑識結果を乞う相手であり、時にはプライベートな趣味の会話に花を咲かせる関係性。後任の鑑識官・益子桑栄(田中隆三)がみせる職人気質な距離感も魅力的ですが、米沢守が放っていた「右京への絶対的な敬意と茶目っ気」は、今なおファンの心に鮮烈な記憶として残り続けています。