区立の公園施設でありながら、なぜこれほどまでに本格的で骨太なアスレチックが存在するのか。その背景には、平和の森公園の開設当初から関わってきた大田区役所と日本フィールドアスレチック協会による綿密なコース監修がある。過度な安全対策で遊具の難易度を下げてしまう都市型公園が増えるなか、当施設は「自らの身体能力を見極め、危険を回避する力を養う」という本来の教育的レクリエーション精神を色濃く残している。
丸太を繋ぎ止めるワイヤーの張り具合から足場の摩耗状態に至るまで、日々の保守点検は極めて厳格だ。利用者の安全を最優先にしつつも、冒険心を刺激するギリギリの難易度設定が維持されているからこそ、世代を超えて愛され続けるフィールドアスレチックとしての名声を保っている。