ネット上のテキスト情報では確認が取れない民放の過去番組や、30年以上前のローカル番組を特定するうえで、最も信頼性の高い手段が国立国会図書館テレビ番組検索の活用と新聞縮刷版テレビ欄確認です。
国立国会図書館(NDL)は、日本国内で発行されたすべての出版物を収集・保存する法定納本制度を持つため、各新聞社が発行してきた全国紙・地方紙のバックナンバーを完璧に揃えています。近年進められている「国立国会図書館デジタルコレクション」の拡充により、個人登録を行えば自宅のパソコンやスマートフォンからでも、過去の新聞紙面を画像データで閲覧できる環境が整いました(※著作権保護期間内の資料は送信サービスの対象範囲に準拠)。
紙の新聞縮刷版やマイクロフィルムを閲覧する最大の利点は、放送日時特定理由と真相を浮き彫りにできる点にあります。デジタル化されたデータベース上の「予定表」では、突発的な大事件や災害、プロ野球中継の延長などによる「当日の放送時間変更・休止」が反映されていないことが珍しくありません。しかし、翌日の新聞朝刊や、実際に家庭へ配られた紙面のラテ欄(夕刊・朝刊)を精査すれば、当時の編成担当者が施した緊急差し替えの痕跡や、番組枠の移動を正確に突き止められます。
また、最寄りの都道府県立中央図書館や政令指定都市の主要図書館でも、朝日新聞・読売新聞・毎日新聞などの新聞縮刷版やオンラインデータベース端末が常設されています。司書(レファレンス・サービス)に「〇年〇月頃に関東(または関西)で放送されたこの番組の欄を確認したい」と相談すれば、縮刷版の該当ページを迅速に案内してくれます。