「きれいにたたもうとしても、途中で布が滑って元の形に戻ってしまう」「付属の小さな内袋にどうしても入りきらない」――読者アンケートやSNS上で最も多く寄せられるのが、この収納時の挫折です。なぜ、買った当初のように美しくコンパクトに収まらないのでしょうか。テキスタイル設計に詳しい生活用品プランナーの取材証言によると、失敗の主因は「内部に滞留した空気」と「折り目の無視」に集約されます。
ポリエステルやナイロンなどの撥水加工された生地は気密性が高く、適当に折り重ねると風船のように空気を抱え込みます。その結果、厚みが増して固定用のゴムやポケットの容量をオーバーしてしまうのです。この課題を解決し、エコバッグきれいにたたむ方法を成立させる黄金ルールは以下の3ステップに集約されます。
第1に、作業を始める前にバッグを軽く振って内側をフラットにし、手のひらで端から端へアイロンをかけるように空気をしっかり抜くこと。第2に、底面のマチ(底布)を内側に押し込んで「きれいな長方形(板状)」を作ること。そして第3に、固定パーツ(ゴムバンドや収納ポケット)の横幅をゴール幅に設定し、その幅に合わせて縦方向に細長く折ることです。この3点さえ守れば、どのような形状であってもエコバッグコンパクトにたたむコツを再現できます。