トムとジェリー白猫トゥードルスの真相!知られざる恋の結末と裏設定を徹底解説の特集記事をお届けします。専門的な知識が詰まっています。
トゥードルスの鮮烈なデビュー作となったのが、1946年(米公開は1944年)の短編映画『春はいたずらもの(Springtime for Thomas)』です。このエピソードは、トゥードルスのキャラクター性と作品内での立ち位置を決定づけた金字塔として知られています。
物語は、春の暖かな陽気に当てられたトムが、庭で見かけた美しい白猫(トゥードルス)に一目惚れすることから始まります。普段ならジェリーを追い回すことに全霊を傾けているトムが、ネクタイを締め、髪を整え、ジェリーの存在など完全に視界から消え去ってしまうほどの重度の恋煩いに陥ります。ライバルを失って退屈したジェリーが悪友の黒猫・ブッチをけしかけ、二匹のオス猫による凄まじいトゥードルス争奪戦が勃発するという構成です。
エピソード名(日/英)公開年トゥードルスの役割・展開恋の結末と見どころ春はいたずらもの
(Springtime for Thomas)1944年記念すべき初登場。トムが一目惚れし、ジェリーへの執着を忘れる。ブッチの乱入により争奪戦へ発展。ジェリーの策略でトムは正気を取り戻す。恋のとりこ
(Solid Serenade)1946年夜のバルコニーに佇むトゥードルスへ、トムがコントラバスで弾き語りを捧げる。名曲『Is You Is or Is You Ain't My Baby』の熱唱シーンが伝説的人気を誇る。テニスなんて楽だね
(Tennis Chumps)1949年テニスコートの観客席で試合を見守るゴージャスなマドンナとして登場。トムとブッチの見栄の張り合いが自滅を呼び、最終的にジェリーがトロフィーを奪う。カウボーイ気取り
(Texas Tom)1950年西部のカウガール風衣装で登場。トムがレコードに合わせて口パクで求愛。ジェリーによるレコードの回転数変更イタズラでトムの偽装がバレて失恋。悲しい悲しい物語
(Blue Cat Blues)1956年トムが全財産と将来を差し出して求婚するも、大富豪のブッチに乗り換える。シリーズ屈指の鬱展開。破滅したトムが線路に座り込む衝撃の幕切れ。
このように、トゥードルスが登場するエピソードは単なる追いかけっこにとどまらず、「男の見栄」「色恋沙汰による破滅」「三角関係の滑稽さ」を主題にした極めてドラマ性の高い傑作が揃っています。