三重県の人気リゾートエリアを結ぶ近鉄の看板リゾート特急として、長年多くの旅人に親しまれている「伊勢志摩ライナー」。車窓に広がる伊勢志摩の豊かな自然とマッチする鮮やかな車体と、バリエーション豊かな座席設計が大きな特徴です。
伊勢神宮参拝や鳥羽・志摩観光の足として圧倒的な人気を誇る一方で、「観光特急しまかぜとの違いはどこにあるのか」「サロン席やデラックスカーは追加料金がいくらかかるのか」といった疑問を持つ方も少なくありません。本記事では、2026年現在の最新ダイヤ・料金体系をもとに、車両の特徴からおすすめ座席、予約のコツまで余すところなくお届けします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】- 要点1:伊勢志摩ライナー(近鉄23000系)は通常特急料金のみで乗れるグループ向けの「サロン席」「ツイン席」を備え、抜群のコストパフォーマンスを誇る。
- 要点2:最上位の「しまかぜ」が豪華なカフェや本革個室を売りにする一方、伊勢志摩ライナーは手頃な価格設定と使い勝手の良い運行本数が強み。
- 要点3:赤と黄色の2つの車体カラーが存在し、チケットレス予約を活用すればシートマップから好みの展望席やサロン席をスムーズに確保可能。
【2026年最新】伊勢志摩ライナーの魅力とは?車両の特徴と赤・黄カラーの秘密
近鉄特急のネットワークにおいて、リゾート輸送の主力を担い続けているのが近鉄23000系電車「伊勢志摩ライナー」です。1994年の志摩スペイン村開業に合わせて颯爽とデビューし、内外装のリニューアルを経て、現在も色あせない洗練された快適性を提供しています。
駅のホームでひときわ目を引くのが、鮮やかなエクステリアデザインです。伊勢志摩ライナーには「サンシャインイエロー(黄色編成)」と「サンシャインレッド(赤色編成)」の2種類が存在します。全6編成のうち3編成が黄色、3編成が赤色で運用されており、「どちらの色に乗れるか」も旅の楽しみのひとつとなっています。
両カラーに設備や基本スペックの性能差はありませんが、車内のシートモケットやエントランスのアクセントパネルには外装と連動したカラーリングが施されています。太陽と情熱を感じさせる赤、伊勢志摩の明るい陽光を表現した黄色、いずれもリゾートへの高揚感を一気に高めてくれる心憎い演出です。
また、先頭車両(1号車および6号車)の運転台後方には、前面展望がダイナミックに広がる展望席スペース(パノラマデッキ)が設けられています。大型ガラス越しに流れる沿線の緑や青空、伊勢志摩の海沿いの風景は圧巻で、鉄道ファンのみならず子どもから大人まで高い人気を集めています。
サロン席・デラックスカー・レギュラー席を徹底比較|おすすめの座席選び
伊勢志摩ライナー最大のストロングポイントは、「旅のスタイルに合わせて選べる3つの座席グレード」にあります。全6両編成の車内レイアウトは非常に機能的で、同乗者の人数や移動の目的に応じて最適な空間を選択できます。
各座席のスペックと特徴は以下の通りです。
① サロンカー(サロン席・ツイン席 / 2号車)
グループ旅行やファミリー、カップルに圧倒的な支持を得ているのが2号車のサロンカーです。中央に大型の木目調テーブルを配し、4人用ボックスシートの「サロン席」と、2人用ボックスシートの「ツイン席」が並びます。大きな窓から景色を眺めながら会話や駅弁を楽しめる構造で、プライベート感も抜群です。特筆すべきは、専用の追加特別料金が一切不要(通常の運賃+特急料金のみ)で利用できる点です。2名または3〜4名で予約するなら、真っ先に狙いたい座席といえます。
② デラックスカー(1号車)
1人掛け+2人掛けの3列配置を採用した、落ち着きあるハイグレード車両です。座席幅やシートピッチ(足元空間)に十分なゆとりがあり、ベージュを基調とした上質なファブリックシートが長旅の疲労を和らげます。静かに読書を楽しみたい方、一人旅で快適さを追求したい方に最適です。
③ レギュラーカー(3〜6号車)
明るく清潔感あふれる標準座席(2人掛け+2人掛けの4列配置)です。標準仕様とはいえリクライニング角度や座り心地は優秀で、足元にはフットレストが完備されています。天井の間接照明や大型荷物置き場も備わっており、移動時間を快適に過ごすことができます。