かつてファンが通い詰めた絵本の国のアリスの跡地(東京都新宿区歌舞伎町1-6-2 T-wingビル地下2階)は、現在どうなっているのでしょうか。現地調査によると、靖国通りに面した好立地ということもあり、退去後は別のエンターテインメント系飲食店およびアミューズメント関連テナントが入居し、かつての内装やシンボルだった巨大な絵本のオブジェは完全に撤去されています。外観やエントランスにかつての面影を見出すことは難しく、街の代謝の早さを物語っています。
また、記憶が混同されがちなのが、かつて新宿西口の小田急ハルク地下3階に存在した魔法の国のアリス(新宿)の存在です。新宿エリアには最盛期、東口歌舞伎町の「絵本の国」と西口の「魔法の国」という2つのアリスレストランが共存し、それぞれ異なるストーリー設定と内装テーマで競演していました。
しかし、西口再開発計画の進行や商業施設のテナント入れ替えに伴い、魔法の国のアリスも先行して惜しまれつつクローズしました。東西の拠点を相次いで失ったことで、新宿のアリスレストランの現在としては完全に姿を消しており、歌舞伎町周辺のコンカフェやテーマカフェ文化へとそのDNAが拡散していった形になります。