現役時代の過酷な143試合、そして監督として迎える終わりのないプレッシャー。その極限状態にある阿部を陰で支え続けてきたのが、妻のめぐみさんだ。表舞台に露出することを極力控え、静かに家庭を守り抜く姿勢は、球界関係者の間でも高く評価されている。
プロ野球選手の妻として、怪我に苦しんだ現役時代の食事管理から、遠征続きで自宅を空ける日々の家事・育児まで、すべての重責を一身に引き受けてきた。どれほどグラウンドで過酷な敗戦を喫しようとも、玄関のドアを開ければ変わらない「いつもの日常」が広がっている。この揺るぎない安心感こそが、過酷な勝負の世界で神経をすり減らす指揮官にとって、何物にも代えがたい「回復の場」となっているのだ。