あまり知られていないが、彼は優秀なシンガーソングライターでもある。
自ら作詞・作曲を手掛け、甘く濡れた歌声でステージに立つ。劇中歌やテーマソングのプロデュースもこなし、自身の魅せ方を完璧に把握していた。そのセルフプロデュース能力の高さこそが、彼の美しさを単なる「偶然の産物」ではなく、「計算し尽くされた表現」へと昇華させていたのだ。
衣装のドレープひとつ、髪の揺れ方ひとつに至るまで、彼は徹底してこだわり抜いた。妥協を許さないプロ意識があったからこそ、何十年経っても色褪せないビジュアルが完成したのである。