プレースタイルと性格の対比も、彼らの魅力を語る上で外せない。兄の宮侑は、高校ナンバーワンセッターと評される天才肌。サーブに関してもスパイクサーブとジャンプトスサーブの「二刀流」を操り、コート上では横暴とも言える強烈なキャプテンシーを発揮する。バレーボールに対する執着と愛は異常なほどだ。
対照的に、弟の宮治はウイングスパイカー(オポジット)を務める。侑と同等以上の卓越した身体能力を持ちながら、精神面では侑よりもはるかに成熟しており、コート上の「毒舌なブレーキ役」として機能する。侑がセットアップしたボールをいつでも完璧に打ち込める信頼感があり、時には侑のお株を奪う絶妙なトスを上げる器用さも持ち合わせている。この互いを煽り合いながら能力を引き出し合う関係性こそ、稲荷崎高校の攻撃陣を脅威たらしめた根源だ。