古くからの帯広市民の間では、「昔に比べて中心街やスーパー内のマックが見当たらなくなった」という声を耳にすることがあります。実際に取り沙汰される帯広マック閉店理由の真相は、決してブランド力の低下ではなく、日本マクドナルド本社が推進してきた全国規模の「店舗ポートフォリオ再編戦略」にあります。
かつて帯広市内では、駅周辺の商業施設や総合スーパー(旧イトーヨーカドー帯広店など)のフードコート内にも店舗が存在していました。しかし、十勝地方の圧倒的なマイカー移動文化、さらにはテイクアウト需要の急伸を受け、企業側は「駐車場が手狭なインショップ型店舗」から「2レーン対応の大型ドライブスルーを備えた単独ロードサイド店」へと巨額の資本を集中させました。
結果として、小型店舗を整理・統合し、西5条店や白樺店のようなハイキャパシティ店舗の設備を最新化。調理スピードとドライブスルーの処理能力を飛躍的に高めることで、街全体の利便性を維持するスマートな集約体制を完成させたのです。