小野寺昭の俳優人生を語る上で欠かせないのが、1970年代から80年代にかけての目覚ましい活躍です。1943年9月19日、北海道帯広市に生まれた小野寺昭は、劇団ひまわりや劇団雲で演技の基礎を徹底的に叩き込まれました。
1972年、28歳の時にスタートした刑事ドラマの金字塔『太陽にほえろ!』の島公之(殿下)役に抜擢されます。荒々しい捜査現場において、育ちの良さとスマートな推理力を併せ持つ「殿下」は、女性層を中心に爆発的な支持を獲得。8年間にわたってレギュラーを務め、国民的人気俳優の地位を不動のものとしました。
殿下役を卒業後も、青春ドラマ『俺たちの朝』でのカーコ(長谷直美)の兄・浩介役をはじめ、『火曜サスペンス劇場』や『土曜ワイド劇場』といった2時間サスペンスの主役・名脇役として大活躍。映画や舞台でも確かな演技力を発揮し、日本を代表する実力派バイプレイヤーとして数多くの名作を彩ってきました。