冬場には猛烈な季節風が吹き荒れ、数メートルの高波が押し寄せる日本海。この過酷な環境下で、仙崎海上保安部が最も力を注いでいるのが迅速な海難救助活動です。
地元漁船の転覆事故やエンジントラブル、磯釣り客の海中転落といった突発事故が発生した際、巡視船艇と潜水士(海猿)が即座に出動します。通信網の届きにくい沖合海域であっても、現場海域の気流・潮流を緻密に計算し、発見・救助へとつなげるプロフェッショナルの技術は全国的にも高い評価を得ています。
また、近年報じられるニュースのなかでも注目されるのが、漂流・漂着木造船への警戒と対応です。冬季の荒天時に日本海を漂流する正体不明の船舶や漂着物に対し、関係機関と連携して速やかに現場確認を実施。バイオハザードや治安上の懸念を未然に防ぎ、地域住民の平穏な暮らしを水際で守り抜いています。