捜索活動が本格化する際、捜査機関が最初に着手するのが現場付近の地図をベースにした綿密なグリッド捜索です。地理的条件によって、子どもの移動予測ルートや潜伏・迷入の危険箇所は大きく変化します。
山林に隣接する地域であれば急峻な傾斜地や倒木エリア、住宅街であれば側溝、ため池、水路、工事現場の資材置き場などが重点確認地点に指定されます。2歳児の目線(地上約80〜90cm)から見通せる視界は成人と大きく異なり、大人が「通れない」と判断する狭小な隙間や藪の中に自ら入り込んでしまう特性があるためです。
捜索状況の現在においては、警察犬の投入、広域赤外線サーマルカメラを搭載した捜索ドローンの空撮、さらには地元の消防団や登録制のボランティア捜索隊が連動し、過去に類を見ない密度で捜索網が展開されています。発見場所の手がかりとなる靴や帽子、衣類の繊維といった遺留品の発見に向け、1平方メートル単位での目視確認が昼夜を問わず続けられています。