2000年代半ば、20歳を迎えた頃の北川景子は、モデル業で培った抜群のスタイルとスタイリッシュな感性を武器に、女優としてのキャリアを本格化させていた。2007年のドラマ『モップガール』での連ドラ初主演は、彼女のコミカルな才能を開花させた記念碑的作品だ。クールな外見からは想像もつかないほど体当たりのコメディ演劇に挑み、視聴者に強いインパクトを与えた。
モデル出身の若手女優にありがちな「美しさだけの枠組み」を自ら壊しにいこうとする姿勢は、早くから開花していた。役柄のために愚直なまでに準備を重ねるストイックな姿勢は、撮影現場のクリエイターたちを唸らせ、次なる大作への出演を次々と引き寄せる原動力となっていく。