夜間にタクシーを利用する際、見逃せないのが深夜割増料金と迎車料金の仕組みです。これらが重なると、乗車時間はたった10分であっても決済額が3,000円近くまで膨らみます。
まず深夜割増は、午後10時から翌朝5時までの乗車に適用されます。ここで多くの人が「メーター表示額の最後に20%が上乗せされる」と勘違いしていますが、法制上の正確なルールは「加算対象となる走行距離および時間が20%短縮される」というものです。通常255mごとに100円加算されるところ、深夜は約204mごとに100円加算されるため、体感として異常にメーターが早く回る印象を受けます。
さらに配車アプリを使ってタクシーを呼び出した場合、運行会社所定の迎車料金(都内大手で300円〜500円程度)が加算されます。一部のアプリではこれに加えてアプリ手配手数料(約100円)が徴収されるため、ドアを開けて座った瞬間にすでにメーターと固定手数料の合算で900円〜1,100円分のコストが確定していることになります。わずか10分の移動であっても、各種オプションの積み重ねが総支払額を急激に押し上げるのです。