ネット検索で散見される噂のなかには、事実と異なる憶測が今なお残されています。その最たるものが「子供を持つことに対する価値観の対立が離婚の引き金になった」という説です。
しかし、当時の親しい知人や仕事関係者の証言を総合すると、結婚生活中の二人はペット(愛犬のとび太や愛猫たち)を家族として溺愛し、子供がいない生活そのものに確固たる充足感を抱いていました。関係破綻の真の原因は子供の有無ではなく、「お互いが仕事に全力を注ぐあまり、共同生活者としての接点が物理的・精神的に希薄になったこと」に尽きます。
また、元妻である小林聡美さんの現在を見ても、その円満な結末は明らかです。小林さんは離婚後も映画『紙の月』での日本アカデミー賞優秀助演女優賞受賞をはじめ、執筆活動やドラマ出演など独自のスタンスで高い評価を受け続けています。二人の間に恨みや遺恨はなく、表現者として互いの活躍を遠くから認め合う、極めてクリーンな関係性を維持しています。