ブロアの調子が悪い場合、対応策は「専門業者への全交換依頼」「ネット通販を活用したDIY全交換」「内部部品(ダイヤフラム)の修理」の3つに大別されます。それぞれの費用感、作業難易度、耐久年数の目安を比較表にまとめました。
ここで注目すべきは浄化槽ブロア修理と交換の違いです。ブロア内部にあるゴム製ダイヤフラムの破損だけであれば、補修キットを取り寄せて数千円で延命させることも技術的には可能です。しかし、使用年数が7年を超えている個体の場合、内部の電磁石コイルの劣化や基盤の熱疲労、フレームの歪みが生じていることが大半です。ダイヤフラムを新品に替えても、わずか数ヶ月後にモーターが焼き付いて完全停止する二度手間が多発するため、設置から5年以上経過しているなら「丸ごと交換」を選択するのが賢明です。
なお、浄化槽ブロア補助金助成金を期待して市役所の環境課へ問い合わせる方がいますが、国や大半の自治体が交付している助成金は「くみ取り便所や単独処理浄化槽から高度処理型合併処理浄化槽へ本体ごと入れ替える工事」を対象としています。消耗品であるブロア単体の故障更新に対して助成金が下りる自治体は極めて稀であるため、補助金をあてにした計画は避けるべきです。