校歴を紐解くと、前身である旧制今宮中学校の時代から一貫して「自主自律」の精神が脈打っていることが分かる。上からの押し付けを嫌い、生徒自らが考え行動する土壌。この伝統は今も色褪せていない。
その証左とも言えるのが、各界で異彩を放つ卒業生たちの顔ぶれだ。芥川賞作家として現代文学の最前線を走り続ける町田康や、上方落語の重鎮として知られる桂文珍など、独自の表現世界を切り拓いた表現者を輩出してきた。型通りのエリート養成にとどまらない、個人の感性や創造性を存分に伸ばす校風が、長年にわたって豊かな才能を育んできた証拠と言えるだろう。