社殿の背後に広がる名勝「神苑」は、明治を代表する作庭家・7代目小川治兵衛(植治)が約20年の歳月をかけて作庭した約1万坪(約3万3,000平方メートル)におよぶ池泉回遊式庭園です。東神苑・中神苑・西神苑・南神苑の4つのエリアで構成され、それぞれ異なる風情を湛えています。
特に南神苑の「紅しだれ桜」は谷崎潤一郎の小説『細雪』にも登場する名所として名高く、春には空を覆い尽くすほどの薄紅色の花が咲き乱れます。例年の見頃は3月下旬から4月中旬頃で、満開期には夜間特別拝観としてライトアップイベントやコンサートが開催され、池の水面に映り込む幻想的な夜桜を堪能できます。
神苑を鑑賞するための拝観料は大人600円、小人300円(※特別催事時を除く)となっており、春の桜、初夏の花菖蒲、秋の紅葉、冬の雪景色と、訪れる季節ごとに全く異なる自然美に出会える場所です。