渋谷道玄坂店は、東急田園都市線・半蔵門線の渋谷駅地下出入口直結という圧倒的なアクセスの良さを誇り、地下2フロアにわたってメンズ・ウィメンズの定番商品を幅広く揃えた旗艦級店舗でした。しかし、2026年6月下旬、多くのファンに惜しまれながら営業終了を迎えました。
ネット上では「コロナ禍による赤字撤退」「渋谷エリアでの売上不振」といった噂が一部で囁かれましたが、決算発表資料や業界関係者への取材から浮かび上がるユニクロ道玄坂 営業終了 経緯の真相は大きく異なります。
最大の要因は、ファーストリテイリングが全社的に推進している「スクラップ&ビルド(店舗の大型化・再編)」と「リアル店舗の体験価値刷新」です。渋谷道玄坂店が入居していたビル(渋谷プライム)の地下フロアは、構造上どうしても天井高に制限があり、近年同社が注力するデジタルサイネージを活用した空間演出や、最新の自動セルフレジ・大型オムニチャネル拠点(EC受取専用カウンターの拡充など)を十全に展開するには手狭になっていました。賃貸借契約の満了というタイミングが重なり、企業戦略として発展的解消が選択されたというのが客観的事実です。