ネット上で過熱したLara in troubleの噂の真相を追究すると、公式開発元であるクリスタル・ダイナミクス社(Crystal Dynamics)や販売元の公式アナウンスには、該当する映像の記録は一切存在しません。つまり、本作は完全なファンメイドのアンダーグラウンド作品です。
気になるLara in troubleの作者について取材班が海外CGフォーラムやクリエイターコミュニティを追跡したところ、特定の単一クリエイターだけでなく、BlenderやUnreal Engine 5を駆使する複数の海外3Dアニメーターが同名のタイトルやタグを用いて制作している実態が浮かび上がりました。発端となった初期の映像群は、主にPatreon(パトレオン)やGumroadといったクリエイター支援プラットフォームを主戦場とする個人アーティストによって投稿されたものです。
彼らはゲーム本編から抽出されたアセット(3Dモデルデータ)や独自にモデリングした高精細なララ・クロフトのデータを流用し、映画的なライティングと物理演算を適用。公式作品のレーティング(CEROやESRB)の枠組みでは絶対に描写されない、ダークかつフェティシズムを含んだ「ピンドチ(ピンチ&窮地)」のシチュエーションを構築しています。これが「公式の新作ムービーか」と見紛うほどの質感を生み出し、情報の非対称性から噂に尾ひれがついて独り歩きしたのが事態の全貌です。