現場のリアルな空気感を掴むため、卒業生の手記や在校生へのヒアリングから浮かび上がった具体的な体験談を紐解きます。
臨床検査技師科を卒業した20代男性は、当時の心境を次のように語っています。
「1年次の基礎医学(解剖学や生理学)から暗記量が膨大で、高校時代の勉強感覚では到底追いつけませんでした。毎日のように再試験の危機と隣り合わせでしたが、放課後に残って教員室を訪ねると、先生方が理解できるまで模型を使ってマンツーマンで教えてくれた。あの徹底したフォローがなければ、国家試験の一発合格はあり得なかったと実感しています」
また、理学療法士科の在校生からは、実習環境に関する率直な意見が聞かれました。
「西野学園は道内の総合病院やリハビリテーション施設に多数のOB・OGを輩出しているため、臨床実習先で先輩方が非常に気にかけてくれます。実習レポートの作成で壁にぶつかった際も、現場の指導者と学校の担当教員が密に連絡を取り合ってくれたため、孤立感を抱えずに乗り切ることができました」
ネット上の「厳しい」という短文の裏には、「教員と学生の距離が近く、落ちこぼれを作らないための手厚い個別指導体制」という組織的な実態が存在しています。