インターネット上の受験掲示板やSNSでは、極端な成功談や時代遅れのノウハウが氾濫しており、高校生や保護者が誤った認識を抱く原因となっています。現場のデータから浮かび上がる代表的な誤解を解消しておきましょう。
第1の誤解は、「英検2級を持っていれば大学推薦は安泰」という神話です。かつては強力な武器であった英検2級ですが、多くの大学で総合型選抜の「出願最低条件」に組み込まれた結果、上位校においては持っていて初めてスタートラインに立てるという相対化が進んでいます。加点措置や他受験生に対する決定的なアドバンテージを狙うのであれば、現在では準1級以上をターゲットに据える必要があります。
第2の誤解は、「履歴書の資格欄を埋めるために、取りやすい民間検定を乱れ打ちする」行為の有効性です。漢検3級、秘書検定、マイナーなパソコン検定などを数多く並べても、専門性が分散して「結局何が強みなのか分からない」という悪印象を与えかねません。とくに国家資格と民間検定の区別が曖昧なまま資格コレクター化してしまうと、採用担当者や面接官には「主体的な目標設定ができず、手近なハードルばかり越えて自己満足している」と映るリスクすら孕んでいます。