パークカルチャーの現場において、相棒であるウサギの警察官ジュディ・ホップスの存在を抜きにしてこの現象は語れない。いまや「ニックとジュディ」の耳付きキャップをカップルや友人同士で合わせるペアコーデは、パークを訪れる若者たちの定番スタイルとして定着した。
鮮やかなオレンジと爽やかなグレーのコントラストは、写真映えを重視するSNS世代の感性に完璧に合致する。単なる防寒具や被り物ではなく、日常から非日常へとスイッチを切り替えるファッションアパレルとして消費されているのだ。自分たちの関係性を象徴するアイコンとして選ばれることこそ、このアイテムがロングセラーを維持する最大の要因だろう。