文部科学省が進める大学改革の波を、これほど巧みに追い風へと変えた高等教育機関も珍しい。国立大学法人としての滋賀大学は、経済学部単体でも「総合経済学科」へと改組を果たし、従来の縦割りだった学科の垣根を取り払った。
ファイナンス、グローバル経済、企業経営、情報統計など、学生は自らのキャリアプランに応じて柔軟に専門分野を横断できる。教員陣の顔ぶれも多彩で、国内外のトップジャーナルに論文を発表する気鋭の研究者から、中央省庁や日本銀行出身の実務家教員まで幅広い。ゼミナール活動を軸とした少人数教育が徹底されており、教授と学生の距離が極めて近いことも、深い学問的探究を可能にする大きな要因だ。