公務員や地元住民の事務手続きの場という印象が強い沖縄県庁ですが、実は一般の旅行者や歴史ファンにとっても見逃せないスポットとなっています。沖縄県庁の住所は那覇市泉崎1丁目2番2号。県内有数の観光大通りである「国際通り」の南側入口(パレットくもじ前スクランブル交差点)からすぐの場所に位置しています。
アクセスは極めて快適です。那覇空港から直結している沖縄都市モノレール(ゆいレール)に乗車し、わずか12分ほどで「県庁前駅」に到着します。駅の改札を出て連絡通路を進めば、徒歩約3分で県庁のエントランスに到達できるため、急なスコールに見舞われた際にもほとんど濡れずにアクセス可能です。
庁舎内の隠れた名所としてSNSや口コミで話題を呼んでいるのが、沖縄県庁舎の14階展望室です。平日の開庁時間内であれば、誰でも予約不要かつ完全無料でエレベーターを利用して最上階へ上がることができます。
地上約70メートルの展望ロビーからは、赤瓦と近代ビルが入り混じる那覇市街地のパノラマはもちろん、晴れ渡った日には遥か東シナ海に浮かぶ慶良間(けらま)諸島の島影まで一望できます。さらに、東側の窓からはかつて県庁の置かれるはずだった首里の丘陵地と、復元が進む首里城の遠景を捉えることが可能です。眼下には那覇港の埠頭が広がり、「なぜ首里ではなくこの那覇が選ばれたのか」という歴史的地理条件を、リアルな地形を俯瞰しながら直感的に理解することができます。