劇場の動員力、地上波レギュラー数、配信コンテンツの再生回数、そして賞レースでの実績を総合的に分析すると、現在のお笑い女性コンビの勢力図は過去にない重厚さを見せています。上方漫才界の至宝として君臨する海原やすよともこの漫才実力は、もはや関西ローカルの枠を完全に超越しました。なんばグランド花月(NGK)の看板として連日満員の客席を唸らせるしゃべくり漫才は、日常の些細な違和感を共感の渦に変える話術の極致であり、若手漫才師たちにとって生きた教科書となっています。
一方、独自の世界観で幅広い層の支持を獲得し続けているのが阿佐ヶ谷姉妹です。阿佐ヶ谷姉妹の現在の活動を追うと、情報番組のコメンテーターやドラマ・エッセイ執筆など、その活躍は多岐にわたります。ピンクのドレスに身を包み、アパートの隣室同士で暮らしてきた2人の関係性は、ギスギスした現代社会において「究極の癒やし」として確固たるポジションを築き上げました。舞台上での歌唱力を生かしたネタの安定感も抜群で、老若男女を惹きつける唯一無二の国民的コンビとして盤石の地位を誇ります。
さらに、仲の良さがそのままネタのエネルギーへと昇華されているのがガンバレルーヤです。ガンバレルーヤ結成秘話として知られる、NSC入学前からの同居生活——大阪の築年数の経ったアパートで、よしことまひるが生活費を折半しながら支え合った下積み時代の絆は、今も彼女たちの最大の武器です。テレビカメラの前で見せる阿吽の呼吸と体を張ったリアクションは、打算のない深い信頼関係に裏打ちされたものに他なりません。
現在、劇場およびメディアの最前線を走る主要コンビの実績と立ち位置を客観的データで比較した一覧が以下の通りです。