今日のような立体的な空間体験に至るまでには、サンドボックスゲームの歴史そのものとも言える進化の歩みがあった。原作者のマルクス・ペルソン(Notch)が最初のプロトタイプを世に送り出した当時、ゲームの主軸は地道な採掘と地上でのクラフトに置かれていた。空は遠く見上げるだけの背景に過ぎなかったのだ。
その後、Mojang Studiosの開発を率いることになったイェンス・バーゲンステン(Jeb)の手によって、サバイバルの緊張感を損なわずに立体移動の快感を両立させる絶妙なバランスとしてエリトラが実装された。スタジオがマイクロソフトの傘下に入り、コンピュータゲーム産業を代表する世界的メガヒット作へと成長した今も、この「自力で空を切り拓く達成感」は作品の根幹にある魅力を強固に支え続けている。