近年のヘアケア産業は、従来のシャンプーやトリートメントといった外用アプローチから、内側からのアプローチを重視するインナービューティーへと主戦場をシフトさせている。ドラッグストアやECモールを覗けば、無数の選択肢が並ぶ。
国内大手のDHCは、ビオチンや亜鉛を単一かつ手頃な価格で提供し、ピンポイントな栄養補給を可能にすることで幅広い層の支持を集める。一方、頭皮ケアのパイオニアであるアンファーなどは、毛髪医学の研究知見を活かした複合型プレミアムサプリを展開し、多角的な毛髪サポートを提案している。
海外通販サイトのiHerbを通じて、高用量のアメリカ製サプリを個人輸入するユーザーも定着した。海外製は一粒あたりの成分含有量が非常に高い傾向があるが、体格や食習慣が異なる日本人にとってそれが常に最善とは限らない。パッケージの派手な宣伝文句に惑わされず、配合バランスと自らの生活習慣を見極めるリテラシーが求められている。