ドラッグストアの店頭には多彩な魚の目治療薬が並んでいます。自分の生活環境や患部の部位に合わせて最適な剤形を選択することが、早期治癒の鍵を握ります。
一般的に最も扱いやすいのは絆創膏タイプ(スピール膏・ウオノメパッド等)です。薬剤と保護パッドが一体化しており、歩行時のクッション性も確保できるため、足の裏の荷重部には第一選択肢となります。一方、足の指の間など絆創膏がズレやすい屈曲部には、刷毛で直接塗布して速乾性の被膜を作る液体タイプ(コロジオン製剤)が適しています。1日数回塗り重ねる手間はありますが、複雑な部位でも剥がれる心配がありません。
市販薬でケアを続けても「芯が取りきれない」「歩行時の激痛が全く引かない」という場合は、迷わず皮膚科を受診すべきです。医療機関では以下のような専門的な処置が受けられます。
第一に行われるのは、専用のメスやコーンカッターを用いた角質削削処置です。痛覚のない硬化角質層のみを的確にミリ単位で削り取るため、施術中の痛みはほとんどなく、受診したその日のうちに歩行時の痛みが劇的に消失します(健康保険適用で3割負担なら数百円〜千円程度)。
さらに、病変部が深かったりイボが混在している場合は、マイナス196度の超低温で組織を凝固壊死させる液体窒素凍結療法が選択されます。また、難治性のケースに対しては、自由診療として炭酸ガス(CO2)レーザーによる蒸散治療を導入しているクリニックもあります。レーザーは周囲への熱損傷を抑えつつ深部の芯だけをピンポイントで焼き切るため、再発率を大幅に下げられる利点があります。