SNSや映画レビューサイト、映画ファンのコミュニティにおける園氏への評価は、現在も鋭く二分されています。5ちゃんねるやX(旧Twitter)などのネット言説を定点観測すると、感情的なバッシングと熱狂的な再評価論が複雑に入り混じっている状況です。
否定派からは「監督という優位な立場を利用したハラスメント構造は断じて許されない」「過去の傑作であっても直視できなくなった」という厳しい声が根強く存在します。とりわけ、若手俳優への心理的・身体的負荷が問題視される昨今の風潮において、旧来的な映画制作現場の悪習を象徴する存在として批判の対象であり続けています。
一方で、熱心な映画ファンやクリエイター層からは「作品の芸術的価値と監督個人の倫理的問題は分けて評価すべきではないか」「世界に通用する稀有な才能をこのまま埋もれさせるのは映画文化全体の損失である」とする「作品と作者の分離論」も強く主張されています。名作『愛のむきだし』をはじめとする過去作のソフト販売や配信需要が完全に途絶えていない事実が、この根強いアンビバレンスを証明しています。