Q1:なぜ2009年は「着うたフル」のミリオンヒットがこれほど集中したのですか?
A1:2008年後半から2009年にかけて、フィーチャーフォンのパケット定額制と高速通信(3G)が全国の若年層に完全に普及し、1曲丸ごとダウンロードするハードルが劇的に下がったためです。また、翌2010年以降はスマートフォンの急速な普及によって着うた配信サイトからApp StoreやiTunesへの過渡期に入ったため、2009年こそがガラケー音楽文化の最も純度の高い「完成点」となりました。
Q2:西野カナの歌詞に「震える」という言葉が印象的に残っているのはなぜですか?
A2:2009年の大ヒット曲群(特に同年末の制作背景を持つ2010年の『会いたくて 会いたくて』など)に代表される身体反応を伴うストレートな感情表現が、当時の女子高生・ギャル層の間で誇張のない「リアルな体感」として強烈に支持されたためです。ネット上でのパロディも含めて社会現象化したことで、平成後期のカルチャーアイコンとして定着しました。
Q3:2009年の片思いソング・失恋ソングを今サブスクで探す際のおすすめは?
A3:JUJU with JAY'ED『明日がくるなら』、西野カナ『もっと…』、HY『366日』(2008年末リリースだが2009年にロングヒット)、Hilcrhyme『春夏秋冬』を基軸とした各サブスクリプションの「平成名曲プレイリスト」を辿るのが最もおすすめです。隠れた名曲としてSpontania feat. AZUの『同じ空みつめてるあなたに』なども、当時の切ない遠距離恋愛の空気感を色濃く残しています。