日本の繁華街カルチャーの裏面史を語る上で欠かせない個室ビデオ店。その黎明期から業界を牽引してきたのが、店舗ブランドを運営する株式会社カキタである。同業の巨人である金太郎グループと切磋琢磨しながら、同社は単なる鑑賞ルームの枠組みを大胆に打ち破ってきた。
アングラ感の払拭とクリーンな空間づくりへの投資。女性や若年層でも入店しやすい明るいフロント設計と徹底した衛生管理は、従来のレジャー・アミューズメント産業における個室スペースの概念を根底から覆した。雑多な街の片隅にあって、ホテルのような安心感を提供する。この独自のポジションこそが、同社が長年支持を広げてきた最大の理由だ。