『ギフト』は平均視聴率18.2%を記録した大ヒット作でありながら、長年にわたりテレビでの再放送やネット配信が完全にストップし、「幻の傑作」と呼ばれていました。
バタフライナイフ問題と自主規制の背景
放送翌年の1998年、社会的に大きな衝撃を与えた少年による凶器使用事件が発生。作中で木村拓哉演じる主人公がバタフライナイフを巧みに操る描写があったことから、マスメディアや世論による過度な因果関係の追及が起こりました。フジテレビをはじめとする関係各所は社会的影響を考慮し、再放送の自粛およびビデオ・DVD化の凍結という厳しい自主規制措置を取りました。
しかし、2019年1月、放送から実に22年の歳月を経てついに初のBlu-ray BOXおよびDVD BOXが公式発売され、ファンを歓喜させました。現在も権利関係や当時の社会的事情から地上波での再放送やサブスクリプション配信(TVer、FODなど)は限定的ですが、パッケージメディアを通じて最高画質で鑑賞することが可能となっています。
世界観を決定づけたブライアン・フェリーの主題歌
本作を語る上で欠かせないのが、英国のロックシンガーであるブライアン・フェリーが歌う主題歌「TOKYO JOE」です。都会的で退廃的なダンディズムを感じさせるメロディと、夜の東京を疾走する木村拓哉のスタイリッシュなオープニング映像が見事に合致し、ドラマの持つ唯一無二のモード感を完璧に演出していました。