夢の内容が常にリアルで、どこか後味が悪いものが多いなら、心理的なオーバーロードを疑うべきかもしれない。脳の深部にある「扁桃体」と呼ばれる感情のコントロールタワーが、日中の刺激によって過熱状態に陥っている可能性があるからだ。
人間関係の緊張感や仕事の締め切り、生活環境の変化。こうしたストレス要因を日中に処理しきれなかった場合、脳は夜間のレム睡眠を利用して「感情の毒抜き」を行おうとする。誰かに追われる夢や高い場所から落ちる夢、大切なテストに遅刻する夢などは、心が「これ以上ストレスを溜め込むのは危険だ」と発している一種の自己防衛本能だと言える。