「業界関係者専用の秘密基地」という印象が強い試写室だが、その利用予約の仕組みはどうなっているのだろうか。作品の公開スケジュールに合わせて数か月前から枠が埋まることも珍しくない。特に賞レースの時期や大型連休前には、主要配給会社による予約が殺到する。
気になる一般利用の真相だが、事前相談と用途の確認を経ることで、個人やインディペンデントの制作者、自主映画の試写、法人イベントなどの目的でも利用可能となっている。会員制や完全紹介制といった排他的なハードルだけが存在するわけではなく、本物の映像環境を求める者に対して、扉は開かれているのだ。