虎渓山永保寺が一年で最も華やぐのが秋の紅葉シーズンです。例年11月中旬から11月下旬にかけて見頃を迎え、モミジの深紅と大イチョウの鮮やかな黄金色が境内を包み込みます。
観音堂の前に堂々とそびえる「大イチョウ」は樹齢約700年と推定され、多治見市の天然記念物にも指定されている名木です。高さおよそ25メートル、幹周り5メートルを超える巨木から落葉が始まると、足元一面に黄金の絨毯が広がり、荘厳な空間を創り出します。
なお、インターネット上では「夜間ライトアップ」に関する検索が多く見られますが、文化財保護および修行道場としての静寂を維持するため、原則として通常期の夜間ライトアップや夜間特別拝観は実施されていません。足元が暗く急な石段も多いため、日没前(16時頃まで)の自然光に照らされた景観を楽しむのが鉄則です。特に午前中の澄んだ斜光が差し込む時間帯は、無際橋と紅葉が水鏡のように臥龍池に映り込み、息をのむ美しさを堪能できます。