今年のグラフィックデザイン界隈で特に存在感を放っているのが、エレガントさと温かみを併せ持つ「モダンカリグラフィー」だ。従来の重厚な古典書道風とは異なり、線の太さにしなやかな強弱があり、流れるような美しい流線型が特徴となっている。大人の女性やフォーマルなパーティーの招待状に添えるだけで、一気に高級感あふれる仕上がりになる。
一方で、Z世代を中心に爆発的な人気を博しているのが「レトロポップ&立体フォント」の再燃だ。Y2Kムードを残しつつ、ぷっくりとした3D質感やネオンカラーのフチ取りが施された文字は、TikTokのバースデームービーやフォトプロップス(撮影小道具)との相性が抜群。視覚的なインパクトが強く、画面越しでもパッと目を引くエネルギーに満ちている。
さらに、ミニマリズムを追求する層には「極細サンセリフ(極細のゴシック体)」が根強い支持を得ている。余白を広くとった背景に、極限まで細く仕上げたアルファベットを配置するスタイルは、スタイリッシュな韓国風カフェのデザインやモノトーンのバースデーカードにうってつけだ。