熱狂の演舞がひと段落したあとも、徳島の夜が静まり返ることはない。近年急ピッチで進んだナイトタイムエコノミーの改革により、街は真夜中まで活気に満ちあふれている。地元の名産鶏「阿波尾鶏」のスパイシーな炭火焼きや、すだちを贅沢に絞った爽快なクラフトビールを手に、人々は夜風を感じながら余韻に浸る。
今年特に盛り上がりを見せているのは、演舞終了後の深夜帯にスタートするアフターイベントやナイトマーケットだ。伝統的なぞめきと現代のクラブミュージックが融合した実験的なサウンドセッションが行われ、国籍を超えた若者たちが朝まで語り合う。昼から深夜まで止まることのない熱量が、都市全体をひとつの巨大なテーマパークに変貌させている。