『人形の家』以降も、卓越したボーカルでジャズやポップスなどジャンルを越境して歌い続けた弘田三枝子でしたが、2026年7月21日、心不全のため73歳で惜しまれつつ逝去しました。突然の訃報は、昭和の歌謡界を支えた多くの音楽関係者やファンに深い悲しみをもたらしました。
没後もその歌声が色褪せることはありません。シティポップや昭和グルーヴの世界的なブームが定着した現在、彼女が遺した膨大な音源は、若い世代のアーティストや海外のDJたちから熱烈なリスペクトを集めています。
時代の先頭を走り抜け、自らの身体と歌声のすべてを音楽に捧げた弘田三枝子。彼女が『人形の家』で見せた覚悟と情熱は、半世紀以上の時を経た今もなお、聴く者の心を揺さぶり続けています。