集合写真の後ろ姿ショットにおいて、主役となるのが背中のネームプリントです。近年は個々のキャラクターやクラス内の立ち位置をユーモラスに表現するクラスTシャツ背ネーム面白いアイデアが競い合われています。2人から3人で並ぶことで初めて1つの文章が完成する「ニコイチ・連名ネタ」や、学校生活のあるあるエピソードを自虐的に昇華させたフレーズが定番人気を誇ります。
実際に都内の私立高校で文化祭実行委員を務めた生徒は、手記のなかで次のように振り返っています。「背ネーム決めは最も盛り上がる一方で、文字数の制限やフォントの見栄えで意見が割れやすいパートでした。遠くからでも読める視認性と、写真に収めたときのインパクトを両立させるために、何度もモックアップを作って確認しました」。現場のリアルな声が示す通り、スマートフォン画面越しでの可読性を計算に入れた文字配置が必須条件となっています。
ユーモアを追求するあまり、過度にいじりを強調した言葉や、特定の誰かを傷つけかねない表現を採用してしまうと、学校側から着用禁止の指導を受けるリスクが生じます。個性を際立たせつつも、誰もが笑顔で写真を見返せる「ポジティブなウィット」に留めるバランス感覚が、スマートなクラス運営の鍵を握ります。