近年のプロバスケットボールリーグにおける最大の潮流は、スポーツビジネス(選手契約・移籍市場)としての洗練と巨大化だ。公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)との連携によるユース育成の進展や、代表チームの国際的な成功が国内リーグへの投資熱を加速させている。だが、資本力のあるクラブが無制限にスターを買い集められるわけではない。
サラリーキャップの厳格な適用と基準の引き上げは、GMたちに冷徹な優先順位付けを強いる。どれほど愛されたベテランであっても、チーム再建の青写真と予算枠に合致しなければリスト入りを余儀なくされる。逆に、スタッツには表れにくいディフェンス職人や高確率の3ポイントシューターが、予想外の大型契約を勝ち取るケースも珍しくない。