離乳食としてバナナを開始できるタイミングは、一般的に生後5〜6ヶ月頃の「離乳初期(ゴックン期)」からとされる。しかし、スタート直後に生のまま与える行為は極力避けるべきだ。赤ちゃんの胃腸機能はまだ未熟であり、生のフルーツに多く含まれる果糖や酵素が消化管の負担となる場合があるためである。
厚生労働省が策定した「授乳・離乳の支援ガイド」においても、離乳初期の段階では食材を十分に加熱し、なめらかなペースト状にして与えることが推奨されている。加熱を行うことで雑菌の繁殖を防ぐ殺菌効果が得られるだけでなく、アレルギーを引き起こすタンパク質構造が変性し、消化吸収の負担が格段に軽くなる。生後7〜8ヶ月頃の「離乳中期(モグモグ期)」に入り、加熱した状態に十分慣れた段階で、様子を見ながら少しずつ生のバナナへと移行させるステップが最も安全だ。