一般の若者であれば、最寄りの指定自動車教習所に通い、学科と技能教習を受けるのが定石だ。しかし、悠仁親王の場合はそう単純にはいかない。現場となる教習所の選定は、警備上の最重要機密として扱われている。
警衛を担う皇宮警察本部と警視庁警備部にとって、不特定多数の一般教習生が入り交じる民間施設での教習は、極めて高い警戒レベルを要する事態だ。教習コース内の死角確認から動線の確保、万が一の突発事態への備えまで、シミュレーションは膨大な数にのぼる。
「敷地外の教習所へ極秘裏に通学するのか、それとも赤坂御用地などの広大な敷地内で基礎教習を行い、路上教習のみを厳重体制で実施するのか」――関係者の間では複数の選択肢が検討されてきた。どのルートを選ぼうと、前代未聞の警備網が敷かれることは間違いない。