デジタルネイティブ世代を中心にレトロカルチャーへの関心が高まり続ける中、昭和レトロ純喫茶としての「みよし」の存在感は際立っています。InstagramやTikTokでは、艶やかな真紅のソファーに置かれたクリームソーダや、銀色のアイスカップに盛られたプリンの写真が数万件以上のいいねを獲得し、連日タイムラインを賑わせています。
ブームの背景にあるのは、単なる「写真映え」にとどまらない本物の重厚感です。創業から半世紀近くにわたり磨き込まれたチーク材の柱や、静かに時を刻む柱時計、マスターの手際よい所作が生み出す空気感は、人工的に作られたレトロ風カフェでは決して再現できません。情報過多な日常から離れ、心地よいジャズを聴きながら自分の時間を取り戻せる「都会の隠れ家」としての価値が、幅広い層に深く刺さっています。