事件発生直後から徹底した現場検証と関係者の割り出しを進めてきた北海道警察は、凶行に至る動機や各容疑者の具体的な役割分担を克明に立件した。現場に残された物証やスマートフォンの解析データは、計画性と残虐性を証明する動かぬ証拠となった。
事件送致を受けた札幌地方検察庁は、刑事責任能力の有無や事件の悪質性を慎重に見極めながら司法手続きを推し進めてきた。取り調べにおいて容疑者らが供述を重ねる一方、法廷での裁きを前にして親族側の弁護体制や損害賠償への向き合い方にも厳しい視線が注がれている。
親族側は弁護士を通じて被害者遺族への謝罪の意思を模索しているとされるが、受けた傷の深さを前にして対話の道は極めて険しい。司法の厳罰化が求められるなか、家族が背負わされた道義的責任と法的な現実は、容疑者本人だけでなく一族の生活そのものを永久に変えてしまった。